評価手続き

評価手続きについては、次の3つの点を検討しておく必要があります。

  • 評価者
  • 評価対象期間と実施時期
  • 事務手続き

評価者について

人事評価は、基本的には3段階で行います。第1次評価者は本人、第2次評価者を直属上司、更に、第3次評価者はその上の上司とすることが望ましいでしょう。但し、ここで注意していただきたいことがいくつかあります。

1つ目は、第1次評価(本人評価)は、評価結果には反映させません。あくまでも参考に資料に過ぎません。評価を決定するのは上司です。

それではなぜ本人に評価させるのか。それには以下の3つの理由があります。

  • 本人に、自身の仕事ぶりを点検させる。
  • 上司と本人の評価におけるギャップを把握し、本人への指導課題を明らかにする。
  • ギャップを本人に正しくフィードバックし、自身の今後の課題を認識させる。

2つめは、きちんと責任を持って評価できる人物を第2次評価者に選ぶということです。

例えば、肩書きが係長でも実質的に部下を指導しているのが課長であれば、評価はその課長にやっていただく必要があります。

なお、第3次評価については、規模がそれほど大きくない会社さんであれば、社長及び役員の方が直接当たられるべきでしょう。

3つ目は、評価の最終決定を行う方法です。これには、いくつかの方法があります。

  • 第2次評価及び第3次評価を最終決定に反映する割合をあらかじめ決めておく。
  • 第2次評価者と第3次評価者で話合いを行い調整する。
  • 社長もしくはそれに準ずる役員が第2次評価、第3次評価を参考にして最終決定をする。

事例.評価者一覧

部門 第1次評価 第2次評価 第3次評価
一般社員
     外商部
     商品部
     A店
     B店
     C店
     物流部
     総務部
 
本人
本人
本人
本人
本人
本人
本人
 
部長
部長
店長
店長
店長
部長
部長
 
専務
専務
部長
部長
部長
専務
社長
管理職
     係長・課長
     店長
     部長
 
本人
本人
本人
 
部長
部長
専務
 
社長
社長
社長

※ 最終決定は、第2次評価60%、第3次評価40%とする。

評価対象期間と実施時期について

評価は、一般的には年2回、部下指導に重点をおいて実施する場合は、四半期に1回程度実施します。

また、実施月は、年度期間や昇給、賞与、人事異動月にあわせて決めます。

事例.評価対象期間と実施時期、評価を反映させる賃金

評価対象期間 評価実施時期
上期評価  4/1 ~ 9/末 10月第2週
下期評価 10/1 ~ 3/末 翌年度4月第2週

評価を反映
させる賃金
反映させる評価 賃金の支給時期
冬季賞与 上期評価 12月上旬
月次給与 上・下期の評価合算 翌年度4月以降
夏季賞与 下期評価 翌年度7月上旬

事務手続きについて

いつ、だれが、何をするのかしっかり決めておきましょう。

事例.事務手続き一覧

実施事項 担当者 上期評価での
実施時期
下期評価での
実施時期
評価シート配付 総務部 10月第1週 3月最終週
1次/2次/3次各評価の実施 各評価者 10月第2週 翌年度4月第1週
2次/3次評価付け合せ→最終決定 2次/3次評価者 10月第3週 翌年度4月第2週
冬季賞与額決定 役員 12月上旬
月次給与額決定 役員 上期評価と合算
翌年度4月第2週
夏季賞与額決定 役員 翌年度7月上旬

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